『TERRA』のストーリー
映画『Terra』のテーマとして、人類が辿ってきた歴史と地球上における人類の存在について焦点を当てています。他に何百万もの種がある中で、ひとつの種が進化し、地球が形成されるあらゆる段階でも生き残ってきた、独自の道のりを振り返ります。その種の進化とともに、特定の生命体が持つ驚くべき固有の特徴の数々を目の当たりにするのです。
しかしナレーションが進むにつれ、視点が人類に移っていきます。そしてわれわれがこの自然の歴史から次第に逸れていき、人類という種が世界をどのように考え、イメージしているかがわかってきます。人間はいかにして自分の周りの世界を意識するようになり、この意識が何千年年もの間にいかに変化して、現在のような何も意識しない状態にまでなったのでしょうか。
現在、われわれ人間は周りを取り巻く他の種とどのように接するべきなのでしょうか?映画『Terra』の影響力は、正にこの問いかけから生まれます。このドキュメンタリーを見れば、人間自身が持つ自然についてのイメージや認識が、これまでにどれほど人類の歴史に大きな影響力を与えてきたのか、そしてそれがどのように未来を変えることができるのかがわかります。